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製剤・民間薬
民間薬
ウラジロ
ウラジロ(シダ類ウラジロ科)
■ 解説

原始的な大きなシダ植物で、約3億年前の地層から化石として見つかった例もあります。葉の裏側が白いのでこの名前が付きました。日本だけでなく、インドやインドシナの熱帯地方まで広く分布し、昔から、お正月に鏡餅やしめ縄と一緒に飾り、葉でカゴを編んだり、食事に使う箸を作ったりするのに使われてきました。

■ 形態

常緑性の多年生草本で、乾燥した土地でも平気で生える力強さを持っています。根茎は太い針金状で地中を横に伸び、硬くて黒褐色の鱗片で被われ、まばらに葉をつけます。

■ 採取と調整

冬期に葉柄から刈り取って刻み、乾燥して保存するとよいでしょう。

■ 薬用途

①利尿剤となるようなので、湿性肋膜炎、腹膜炎、むくみなどにこれを適時煎じて服用します。
②心臓弁膜症に4~8gを煎じて服用します。
③歯痛に葉を刻んでガーゼに包んで歯で噛み締めていると痛みが楽になるとのことです。