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アカメガシワ
アカメガシワ (トウダイグサ科)
■ 解説

若い芽が赤く、柏餅の柏の葉のように食べ物を包むのに使用されたりしたため「アカメガシワ」と名付けられたと言われています。
アカメガシワエキスは、これまで主として医薬品用成分に指定されていましたが、平成13年に厚生労働省の医薬品の範囲に関する基準の改正により、食品にも使用できる事となりました。一般的な便秘薬が神経に作用して腸のぜん動運動を促進させるのに対し、アカメガシワは、腸の筋肉に直接働いてぜん動運動を正常化します。効果が穏やかで習慣性が無く連続的に服用できるので排便の規則正しい習慣づけに適していると言われています。
本州、四国、九州の山野のどこにでも生える落葉高木で、材は建築材、器具材などに利用し、樹皮は薬用とします。又、葉及び種子は染料とします。

■ 形態

成長の早い木ですが、幹の直径は20cm位までで、大木になるものではありません。
早春は新芽がひときわ赤く、アカメガシワの名にふさわしい状態になります。
葉柄も若葉も赤味がさしていますが、葉が成長するにしたがって赤味が薄くなり、時によっては全く赤味が失せた状態になるものもあります。

■ 採集

早春の新芽が伸び出た頃に、その新芽を摘んで陰干しにしておきます。成長した葉と木皮は春から初秋にかけて採集します。初秋を過ぎるとやさしくはげないので注意が必要です。

■ 薬用途

1)胃炎、胃酸過多、胃かいよう、十二指腸かいよう、胃がんに一日量として木皮は5~8g、葉、新芽は10gを水600mlで半量に煎じ詰め一日3回に分けて飲みます。
2)腫れ物、痔、るいれき、頭部湿疹に葉10~15gを煎服します。痔の場合はこれと併行して煎液で患部を洗い、その後に葉の粉末をゴマ油で練ってつけると良いようです。