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ソバ
ソバ(タデ科)
■ 解説

ソバは中央アジア原産の植物で、縄文時代に日本に伝わり広まったと考えられています。
ソバは日本だけでなく世界中で食されており、日本では麺やそばがきにして食べますが、東欧ではパンやお菓子にして食べるなど地域により様々に工夫して食べられています。
ソバの実はヒシの実によく似た角四面体で鋭い稜角を持っています。「ソバ」の名前はこの実の形から付けられたもので、ソバとは本来「角(カド)」の意味で、昔は「ソバムギ」つまりとがったムギの意味だったそうです。また、ソバは黒いのが本来のように思っている方が多いようですが、黒いのはソバ殻を入れてあるためで、100%純粋なソバ粉はかなり白っぽいものです。
ソバの旬は秋ソバの取り入れ時期である12月初旬ですが、最近のソバは中国やアメリカ、カナダなどの外国からの輸入物が主流を占めるようになっており、取れたてのおいしいソバは最近、滅多に食べられなくなっているようです。

■ 形態

ソバは無限花序で、枯れるまで次々と開花していき種子は充実してくると黒くなってきます。ある程度全体的に黒くなってきた時点で収穫します。ソバは種子を播いてから収穫するまでが約3ヶ月程度と他の作物に比べて期間が短く、手間もかからず土を選ばずに育つので昔から手軽によく栽培されてきました。

■ 薬用途

ソバには、全草に血管を丈夫にし血液の流れを良くする「ルチン」という成分が多く含まれ、これは特にソバの糠に多く含まれ製造原料として使用されています。但し、ソバは人によってはアレルギー源となり、激しいショック症状により命を落とすこともあります、以前、札幌の小学生が給食のソバを食べて亡くなるという事故があり、訴訟問題にまで発展したことがあります。つまり、何でも食べ過ぎやアレルギー体質の人は注意が必要ということです。