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ヘクソカズラ
ヘクソカズラ(アカネ科)
■ 解説

ヘクソカズラは漢字で「屁糞葛」と書きます。
すごい名前ですが、葉を揉んで匂いを嗅ぐと納得できる独特の臭気を放っています。平安時代までは糞葛(くそかずら)であったのですが、その後、更に臭さを強調して屁(へ)までつけられてしまいました。
臭気の強さは季節によって若干変化し、秋になるとあまり気にならなくなってくるようです。
しかし、咲かせる花の方は思いのほか可憐で、この花を水に浮かした姿を水田で働く可憐な娘に見立てて早乙女花(サオトメバナ)と呼ぶ所もあるようです。
所変われば180度名前も変化してしまうようですね。

■ 形態

山野・路傍等の日の当たる場所によく生える多年草で、左巻きに他の植物などに絡み付いて繁茂します。
花は小形の可愛い花を7~8月頃に咲かせます。花は筒状で、外側は灰白色をしていて筒の中身は紅紫色で毛も多いです。
秋になると直径5mmほどの光沢のある球状で、熟すと黄褐色に変化する果実をつけます。

■ 採集

実を必要に応じてそのまま使用します。
ツルのまま採集して茎を水に差しておくと長い間実の汁が出るようです。

■ 薬用途

果実は昔からしもやけの薬として利用されてきました。
秋、手で簡単に潰れる位に熟したものを採集し、そのまま霜焼け・ひび・あかぎれなどに使用します。
果汁には皮膚に潤いを与える働きが強いので、果実を水洗いしたあと細かく潰し、市販のハンドクリーム5対果実1位の割合でよく練り合わせて患部に塗ります。
その後、ガーゼなどで押さえて包帯を巻いておくと更に良いようです。
ちょうど寒くなって霜焼けが出来やすくなる時期にヘクソカズラの果実ができるというのも自然の巡り合わせというものでしょう。