製剤・民間薬
民間薬
スイカ
スイカ(ウリ科)
■ 解説

スイカの原産地は、南アフリカのカラハリ砂漠とする説が最も有力です。ここで紀元前5000年頃には栽培が始まり、エジプト~ギリシャへと広まったとされていいます。その証拠に紀元前4000年頃のエジプトの壁画にはスイカが描かれているそうです。日本へは平安時代頃に栽培が始まりました。しかし、江戸時代になると"果肉の赤さが気持ち悪い"ということで需要が減ってしまったそうです。明治に入り品種改良が進んでからは現在に至るまで日本の人々にもずっと愛されて続けています。

■ 形態

葉は切り込みが深く丸みを帯びています。葉身は約25cm。雌雄異花で色は黄色です。果実の色は緑色に深い緑色の縦縞が入ったものが一般的ですが、薄緑色のものや黒に近い深緑色のものや黒に近い深緑色のものもあります。果肉の色は赤もしくは黄色です。

■ 薬用途

①腎臓病のムクミにスイカ糖を大さじ一杯ずつ一日3回飲むと良いです。
*スイカ糖の作り方・・・スイカの赤い果肉を集めます。これを揉み潰してから布袋で搾って汁を集め、これを大鍋で煮つめます。弱火で絶えずかき混ぜていると次第に濃くなり、最終的には水あめのようになります。焦げ付かせないように常に混ぜるのが大事です。これを冷ましてからビンに入れて貯え、必要時に服用します。種子も乾かして煎じて服用すると尿の出を良くするので、食後の種子は捨てないでおくと有効利用することができます。