製剤・民間薬
民間薬
ベニバナ
ベニバナ(キク科)
生薬名"紅花(こうか)"
■ 解説

ベニバナは、原産地がエジプトで、三世紀頃中国から朝鮮半島を経て日本に入ってきたようです。
以前は布を染める染料として、更に化粧品や薬品として盛んに用いられていました。
またの名をサフラワーといいます。


■ 形態

6~7月頃、赤くなった管状花のみを集め、風通しのよい所で陰干しにして乾燥したものを生薬の紅花(こうか)といいます。

■ ベニバナ酒

サラシ木綿などに包んだ紅花30~40gを、1・8リットルのホワイトリカーに入れ、砂糖は300~400gくらい入れます。
熟成には約2ヶ月を要しますが、婦人病一般に内外用として用いられています。

■ ベニバナ油

ベニバナ種子の脂肪油にはリノール酸が70%含まれています。
食用油として使用すると血液中のコレステロール低下や動脈硬化の予防になります。

■ 薬用途

産後、腹痛などの婦人病一般には紅花3~5gを一日量として煎じて服用します。
古来、浄血薬として月経不順、冷え性、打撲症、更年期障害などに効き目があり、とくに婦人の血の道に繁用されています。
その他にも花弁に含まれるカルタミン色素を口紅として塗れば、唇の荒れを防いで血行をよくしてくれる働きがあります。