製剤・民間薬
民間薬
キク
キク(キク科)
生薬名"菊花"
■ 解説

花屋さんの店頭や路傍でもよく見かける菊の花ですが、中国では古来紀元一世紀より一般的によく用いられてきた薬用の植物であり、清涼飲料水としても飲まれています。菊の花には視力を改善し、目の痛みを和らげ、更に高血圧の治療薬としても有用であることが研究により明らかになっています。


■ 採集

原産国は中国で、今日、市場に出回っているのは殆どが栽培物で、春から初夏に挿し木によって繁殖させたものです。花は秋に満開になったところで集められ、日光によって長時間かけて乾燥させます。

■ 薬用途

中国では薬用として飲用され、何千年もの長い間、眼病、消炎殺菌、肌の不調、高血圧、ひきつけ等に利用されてきました。その中でも特に眼病と高血圧に対する働きが有名で、ただれ目、長時間の読書やコンピューター作業後の視力改善や、めまい、頭痛、耳鳴りといったしばしば高血圧に関係のある症状も菊花の煎じ液で治療します。実際、当薬局にも杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)という菊の花配合の漢方薬があり、白内障や緑内障などの眼病の方や、目の老化予防などでたくさんの方に服用して頂いておりますが、目の弱りの進行具合が周囲の方達に比べてはるかに少ないようで、10年以上続けておられる方もいらっしゃいます。目と足腰の弱りから年をとったと感じられる方が多いそうです。体が弱って不自由になる前に油差しをしておられると元気で長生きとなる方が多いようです。