製剤・民間薬
民間薬
キランソウ
キランソウ(シソ科)
生薬名"筋骨草(きんこつそう)"
■ 解説

唐津近辺では、この薬草のことを"医者倒し(いしゃたおし)下さい。"と言って買い求めに来られることが多く、"本当の名前は何と言うのですか"とよく聞かれたりします。本州・四国・九州・朝鮮半島・中国に分布し、わが国では普通によく見られる薬草ですが、一時期、薬草ブームの影響であまり見かけなくなった時期がありました、最近は少しずつ増えつつあるようですが、乱獲は避けたいものです。昔から民間では色々な治療目的で使用され、お医者にかかる必要がないほど良く効く薬草として伝わってきた為、このような別名がついたようです。

■ 採集

茎葉を薬用として用いるものは、一般的に言うと3~4月の花の時期に採集するのがよいようです。開花期が地上部の最も充実している時だからです。但し、この時期に根こそぎ取りつくしてしまうとその場所は絶滅してしまい、翌年から姿を見ることができなくなりますので、採集にあたっては根を残すか、茎を1~2本残すなど少しでも残す心がけが必要です。

■ 薬用途

(1)経験者によると、長期に連用する場合は量が多すぎると反ってよくないので、乾いたものを一つまみ位(5g位)使用し、胃腸病(胃炎・下痢・腹痛・胃かいよう・十二指腸かいよう)、胆石、高血圧に煎服します。
(2)虫に刺された時は、茎葉をもみつぶして患部に塗るとよく、化膿した切り傷や腫れ物につけると排濃を促進する働きがあります。