製剤・民間薬
民間薬
チャ
チャ(ツバキ科)
生薬名"茶葉(ちゃよう)"
■ 解説

日本で最初にお茶の栽培に成功した場所は、実は佐賀県であると言われています。西暦1191年に栄西禅師というお坊さんが、中国より留学を終えて帰国する際に種子と製茶法を日本に持ち帰り、今の神崎郡東背振村で栽培を始めたのがきっかけで日本全国に広がったそうです。喫茶の風習は、足利時代以降に僧侶から武士、庶民にいたるまで幅広く広まり、茶道を築き上げていったのです。

■ 栽培と収穫

温暖で湿潤な土地が栽培に適しています。土壌は有機質に富み、しかも排水が良くなければなりません。収獲は4年目より可能です。

■ 薬用途

含有されるカフェインには発汗、興奮、利尿などの作用があり、タンニンには下痢止めに効果があります。かぜの頭痛には緑茶15g、陳皮(みかんの 皮)20g、山椒3~5粒を水0・4リットルに入れて、半量になるまで煎じてから熱いうちに1回で服用します。下痢には緑茶の粉末と乾燥した生姜の粉末を それぞれ同分量で混合し、1回量として3~6gを白湯で服用します。その他にもうがい薬代わりに緑茶を使用することはよく知られているようです。お茶ほど 身近にある飲み物もないと思いますが、色々な利用法があるので、知っておかれると何かの役に立つこともあるでしょう。