製剤・民間薬
民間薬
キンシバイ
キンシバイ(オトギリソウ科)
■ 解説

キンシバイは中国原産で、日本には江戸時代中期の1760年に渡来したという記録が残っています。名前の由来は、長いおしべが金の糸のように見えて梅の花によく似ている(金糸梅)のに因んでいますが、ウメ(バラ科)と違ってキンシバイはオトギリソウ科に属しています。寒さにあまり強くないため北海道では栽培できず、東北南部以南で栽培されています。病害虫には強く、6~7月の梅雨の頃に輝くような黄色い花を咲かせるので庭園や公園に植えられる機会も多いようです。

■ 形態

幹に枝が多い1m位の木で、枝先は垂れ下がっています。葉は長さが3cm位の長卵形です。6月頃、枝先に直径3cm位の梅の花に似た金色のきれいな5弁の花を咲かせます。花期が終わると褐色の乾いた実になり、中には粉のような小さい種がたくさん入っています。形はバナナ状で色は黒褐色、虫眼鏡で見ないと姿かたちがわからない位小さいです。

■ 採集

花を観賞したあと枝葉を切って乾かしてから保存します。幹や枝は挿し木にしてもよく殖えます。

■ 薬用途

(1)胆石、腎臓・膀胱結石には刻んだ枝葉15~20gを、1リットルの水で3分の2位になるまで煎じてお茶がわりに飲むと良いようです。一説によると、早いと3~4日、10日で大抵の人に効き目が実感できるとのことです。ただし、結石が大きい場合は2~3ケ月くらいかかることがありますので連用する必要があります。