製剤・民間薬
民間薬
ノビル
ノビル(ユリ科)
ネギ属
■ 解説

ノビルは、日本全国、朝鮮半島、中国に分布する多年草で、畑や水田の畦道などにごく普通に生育しています。ノビルの語源は、"野に生えていて、食べるとヒリヒリする"の意味から発生したとの事です。ノビルはネギ属なのでネギの代用として食すことができ、戦後はかなりの人がこれを食べて飢えをしのいだそうです。

■ 形態

高さは30~80cm、全体にニラやネギに似た臭気があります。地下には直径1~3cmの鱗茎があり、その下部からヒゲ根を伸ばしています。花期は5~6月で、花の茎が葉の間から徐々に伸びてきて頂端に固まって小さな白~淡紫色の花をたくさんつけます。

■ 採取と調整

ノビルの食べ頃は3月位と言われています。花茎が伸び始めると堅くなります。生で食べることができない時期のために採集して乾かし、保存しておくと良いでしょう。

■ 薬用途

ビルは食薬兼用で、これを食べると強壮強精、保温安眠、健胃整腸に役立ち、長く続けると精力がつき、陰萎がなおるとも言われます。焼酎漬けにしたり乾かして煎服しても良く、色々調べてみると食道のつかえや食道ガン、子宮出血、月経不順、ノイローゼ、イライラにも良いとのことです。しかし、何でもそうですが一度に多食すると消化不良を起こすことがありますので、その点にはくれぐれもご注意ください。