製剤・民間薬
民間薬
ニワトコ
ニワトコ(スイカズラ科)
生薬名"接骨木(せっこつぼく)"
■ 解説

山地の林のふちや谷あい、人家に植えられたのをよく見かけることができます。古くからの呼び名を継承してタズ或いはタズノキと呼ぶ所も多いようです。昔の接骨医は、ニワトコの枝の黒焼きにうどん粉 と食酢を加えてパスタ状に練ったものを患部に厚く塗り、副木をあてて治すという治療をしていました。そのため、折れた骨をつぐという意味で生薬名の接骨木(せっこつぼく)という名前ができました。

■ 薬用途

生薬としてのニワトコ(接骨木・せっこつぼく)の効能は、内服する事により発汗、解熱、むくみ改善、利尿作用が挙げられ ており、接骨木花(せっこつぼくか)5gを一日量として、煎じて飲みます。但し、胃の弱い人は嘔吐し易いので注意が必要です。打ち身や打撲には、接骨木(せっこつぼく)末と黄柏(おうばく)末を同量混ぜて水を加えて練り合わせたものを綿布などに5mm位の厚さに均一に伸ばして患部に貼ります。また、浴用 にすることで神経痛やリウマチにも効果があるそうです。最近では接骨の目的で使われることはあまりないと思っていたのですが、先日、ある整骨院から接骨木(せっこつぼく)の一括注文が10kg程入り、今でも現役で使用されていることを実感させられました。