製剤・民間薬
民間薬
アロエ
アロエ(ユリ科)
■ 解説

別名"医者いらず"と呼ばれ、塗っても、口に入れても薬になる便利な薬草です。アフリカ大陸が原産で、クレオパトラが美貌を保つために使用していたという逸話もあり、古代エジプト文明の時代から利用されており、日本には中国を介して入ってきましたが、平安時代にはすでに"医者いらず"の別名がつけられていたようです。アロエには多種類がありますが、一般に人気のある品種は"キダチアロエ"とよばれる種類です。

■ 形態

キダチアロエは暖地の海岸地域であれば冬でも戸外で充分越冬でき、12~1月頃に葉のわきから花茎が伸びてその先に独特なオレンジ色の花を多数つけます。霜や凍結には弱いので寒い地方では冬は水やりを控えなければなりません。我が家の庭にも5年前位から植えていますが、海の近くのためか毎年何もしなくても越冬できているようです。本によれば「5℃以下になったら室内に」と記述されています。

■ 薬用途

葉の中のゼリー状部分は色々なことに効き目があり、古い葉の方が効き目が良いようなので下の方から使用します。肌をきれいにする働きにより、化粧品や入浴剤にもよく使用されています。一般的な主な効き目としては、
1) 蚊に刺されたとき・・・2cm位に切り、内側のゼリー状の部分を刺された所に塗るとよく効きます。
2) 歯が痛いとき・・・3cm位に切り、ゼリー状の部分を歯茎の痛む所に直接当てておくと良いようです。
3) 二日酔い予防・・・お酒を飲んだとき、寝る前に3cm位に切った葉をよく洗い、そのまま丸ごと噛んで食べておくと良い。
4)やけどに・・・ひどい火傷は診察を受けるべきですが、軽いやけどのときはゼリー状の部分を患部に貼っておくと良いです。
その他にも胃薬や便秘薬としても有名ですが、食べ過ぎるとおなかを壊すことがありますし妊娠している人の服用はできるだけ避けた方が良いので注意が必要です。我が家でも庭にアロエが生えているのでやけどや日焼け後のケアにゼリー状の部分を皮膚に当てておくのですが、炎症が早く引いて大変気持ちが良いのでとても重宝しています。