漢方上での肺とは気を統括する臓器で、呼吸により血液の性状を還元する作用があるといわれています。血液の循環を調整し、五臓を調整させるとされます。
◆肺の性質を知るために、まず 肺に関する漢方の言葉に触れてみませんか。

「肺は気をつかさどる」といい、呼吸作用により飲食物から吸収したエネルギーである「穀気」を身体内に満たす作用があります。空腹時、身体が冷え切っているときに食べ物を食べると、体温が上がっていくのを体感された事があるかもしれません。これが穀物の気が身体全体に行き渡っている反応です。

「肺は鼻と関係がある」といいます。
 鼻から入った空気は肺に入り、肺から出された汚れた気(呼気)は同じ道をとおって排除されるので、肺の病変は、すぐに鼻に影響し、鼻水、鼻詰まり、嗅覚異常などを起こします。
「肺は皮毛をつかさどる」といいます。
 肺は皮膚と関係が深く、皮膚呼吸や発汗など肺とともに体温調節を行います。もし機能が弱ってくると、風邪や寝汗などを起こしやすくなります。よって皮膚を鍛えると肺が丈夫になります。乾布摩擦などがそれです。
「肺は潤を好み、燥を嫌う」
 季節と漢方のところでも紹介しましたが、秋は肺の季節ですが、乾燥もします。乾燥によって肺を患う事が多くなりやすいです。

また、色では"白色"が肺と関係し、皮膚が白っぽい人や体毛が多い人は肺体質ともいえます。白人がよくジョギングしている姿を見ますが、無意識に肺で発散できない気を運動でまかなっているのかもしれませんね