漢方で脾とは、胃の運動、膵臓、十二指腸、脾臓を総合したものと考えられ、消化器全体を指します。
脾の力が弱ってくると、腹満、腸鳴、下痢、消化不良、食欲不振、痩せてくるなどをきたすとされています。

◆脾の性質を知るために、まず 脾に関する漢方の言葉に触れてみませんか。

「脾は血を統括する」といいます。
 血が血管よりあふれ出ないように順調に身体中を巡らせます。
「脾は元気の本」
 気は血を統帥し、血は気の存在で血液本来の機能を発揮できる。脾の気が弱ると血を統帥できなくなり、血液の生成がうまくいかなくなる。よって、下部の出血、潰瘍性の下血、子宮出血、便血、血小板減少症などが起こります。
「脾は肌肉をつかさどる」
 脾の機能が充実すれば、体型も併せて充実してきます。反対に脾の力が衰えると、肌肉は痩せて、身体がだるくなったり力が入らなくなってきます。
「食欲と味も脾と関係がある」
食欲や味は脾の調子を知るバロメータであり、脾に熱があると口の中が甘くなるといわれています。また、口内炎なども脾と関係のある胃の熱が多くなったときに起こるといわれています。

また、色では黄色が脾と関係し、脾が弱ってくると皮膚が黄色くなるといわれています。